【デンマーク】幸福度1位の理由とは、暮らしや驚きの離婚率について

世界一幸せの国、幸福度1位として有名なデンマークはどんな豊な国なのか…と想像したことはありませんか?しかしデンマーク人の生活を知れば知るほど必ずしも環境が豊かな国=幸福度ではないことがわかります。国土は日本より小さく、九州ほどの面積しかなく、冬が長く気温は-20度にもなることもあります。そんなデンマークの暮らしとはどのようなものなのか幸福度1位の理由を調べてみました。

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デンマークの生活にかかせない「ヒュッゲ」とは



デンマークが幸福度1位といわれる理由の一つとして 「ヒュッゲ」と言うデンマークの人々の生活スタイルがあります。具体的には生活の知恵の事で代表的なものに次のような事柄があげられます。



デンマークの生活の知恵「ヒュッゲ」

  • 家族や友人たちと食卓を囲み語り合う
  • 家にいる時間が長いので家具や室内をお気に入りのものでそろえ快適に過ごす
  • 目の前にあるものに感謝する
  • 余暇を自然の中で過ごすことを楽しむ
  • 物や目的ではなく過程を大切にする
  • 大人になっても学びを大切にしている


ナナ

今ではデンマークだけではなく欧州を中心に世界中で
このような暮らしや生活スタイルが支持されているみたい








自然の厳しさを受け入れながら発達していった知恵なのですね。内容をよく見てみると、難しいことではなく当たり前の事のように思えますが、便利なことに慣れてしまうことで大切な事を忘れないようにしたいですね。ちなみにデンマークの国土は日本の九州ほどの面積で、冬が長く最低気温は-20度になることもあるそうです。

女の子
あい

感謝ってもしかして厳しい環境にいるほうが
気が付きやすいのかなぁ








デンマークの人々の仕事と生活スタイル



国土が日本の九州ほどの面積しかないにもかかわらず幸福度1位のデンマーク、そんなデンマークの人々の仕事や生活スタイルはどのようなものなのでしょうか?気になったので調べてみました。



一般的なデンマークの人々の仕事

  • 仕事は基本16時(17時)まで
  • 福祉が充実しているため、労働時間や意欲にかかわらず賃金があまりかわらない
  • 週の平均労働時間が34時間


ナナ

労働意欲にかかわらず賃金があまりかわらないなんて…
サボる人とかいないのかなぁ








デンマークの人々が仕事に求めていることはお金以上に達成感なのだそうです。会社に価値をもたらしたり、お客さんに感謝されたりすることが仕事に対するモチベーションになっているようです。又、残業自体が評価につながらない場合も多く、能力や個人の裁量で仕事を進める事が多い国なので、自分に合う分野で活躍し短時間でいい仕事をする事に価値を感じているように思われます。

また年収の約3分の1以上が税金の国であり、昇給するほど高い税金を払うことになるため給料はある程度までで満足することが多いそうです。高福祉国家であるため老後や医療、教育の心配をする必要があまりないので、仕事だけではなくプライベートや趣味も大切にする傾向にあります。定時には帰宅し家事も共同で行う夫婦が多く、16時過ぎると道路は自転車であふれスーパーには男性の姿も多くみられます。

女の子
あい

デンマークの人々はお金のためだけに働くのではないみたいね








デンマークの産業



幸福度1位のデンマークの産業にはどのようなものがあるのか気になったので調べてみました。国土が狭いにもかかわらず、どのような産業で経済を発展させていったのでしょうか。代表的なものを紹介します。


農業

高品質な農業の生産国で先進国への農産物の輸出が盛んです。国土の約63パーセントは農地で、最新技術を取り入れた農業の推進、農地の大規模化、協同組合の整備など、農業を主要な産業として発展させています。


エネルギー産業

ヨーロッパ第3位の原油生産国、風車を使った自然エネルギー産業でも有名な国で、国土で得られる自然のエネルギーを最大限に利用してエネルギー産業に貢献しています。


IT・バイオテクノロジー

最先端の科学技術の利用も積極的で、バイオテクノロジー産業やIT産業も盛んな国です。特に驚いたことは、電子サービスの利用が法律で義務化されているため使う側が困らないようにIT教育も盛んなようです。そのためわからない人は使い方を教わったり、教えたりもあたりまえで、子供がじいじばあばがこまらないように積極的に使い方を教えたりすることもあるそうです。先端技術を取り入れるだけではなく、利用する側の意識やサポートにも違いがあるようです。


金融

紙幣からカード社会への移行を推進しています。現金の管理は保管したり数えたり移動したりと意外とコストがかかります。又、使う側もカード利用によって、レジに並ぶ時間や現金をやり取りする時間の短縮になったり、お釣りの間違えや家計の管理がしやすくなるなどメリットも多いため、キャッシュレス化が進んでいるようです。デンマークでは2016年末をもって、中央銀行がコインと紙幣をつくるのをやめたそうです。

道路事業

自転車専用道路の整備が有名な国です。積極的に自転車の利用を推進することによって、燃料の節約、健康の推進、環境の改善、渋滞の緩和を実現し、自転車の利用によって時間の節約にも役立っているようです。




ナナ

積極的に新しい分野にも取り組んでいるのね






女の子
あい

景気とは関係なく仕事を変える人も多いみたい
失業率は低くはないんだって








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デンマークの子育て、教育



幸福度1位のデンマークの子育て環境はどのようなものなのでしょうか。共働き夫婦がどのように働き子育てをしているのか、気になったので調べてみました。



デンマークの子育て、教育環境

  • 子供が生後6カ月になる頃から母親が職場復帰するためほとんどの子供が保育所に通い始める
  • 保育園は国が75%の費用負担するため、通わせる事があまり負担にはならない
  • 保育園では社会性が身につけられると考えられているので積極的に子供を預けている
  • 小学校に上がれば18歳まで無料で誰もが高等教育を受ける事ができる



福祉国家なので子育て環境はかなり充実しているようです。教育内容も ”自主性” を育てる教育を重視していて、子供の頃から自分の主張や考えを持つことが大切と考えられているようです。そのため男女とも独立心が強く、子供がいても仕事をする女性が多いため経済を押し上げていますが家事や育児も平等に行う生活スタイルが基本にあり、小さい子供が保育園に行くことにもマイナスなイメージはないので多くの母親が小さい時から子供を預けて仕事をしているようです。




ナナ

小さい頃から
自分で考える、自分で決める、自分でやってみる、
が身についているのね








デンマークの驚きの離婚率



幸福度1位のデンマークの生活スタイルをリサーチしていて一番驚いた事は、離婚率が高く50%であるという事でした。どのような理由からか離婚を選択しているのか気になったので調べてみました。



デンマークの人々の離婚理由

  • 幸せの追求、お互いの自主性を尊重する
  • 離婚をしてもお金や、子供の教育の心配がない
  • 社会も離婚に関して寛容



女の子
あい

子供たちは離婚した後も両親にあえるのかな?









デンマークでは離婚することがそれほど珍しいことではないので、子供達も週の半分ずつパパとママの家どちらかで暮らすなど、離婚後も親子として関係が続いていくことが多いそうです。幸せにも貪欲なマインドがありそうですね。


まとめ
幸福度1位のデンマークの人々の生活スタイルを調べていく中で何より印象的だったのが厳しい環境や狭い国土でもできることはたくさんあるのだなあということでした。そして幸せの基準は自分自身で決めているということも素敵でしたね。

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