雪が降ると事故率が急激に上昇します。 特に高速道路でのスリップ事故は重大事故につながりかねないため、走行する際は万全の雪道対策をすることが大切です。では事故率を減らすために特にどのような点に注意すべきか絶対に確認するべき3つをご紹介します。
1.雪の日の路面の状態
まずは、事故を未然に防ぐために雪の日には道路はどのような路面状態になるのか一緒に確認してみましょう。
圧雪
降った雪がそのままの状態で押し固まった状態です。
スタットレスは効果的ですが凹凸にハンドルをとられないように注意しましょう
シャーベット状
文字どおりシャーベットのような柔らかすぎず固すぎない状態です。
タイヤが空回りしやすくハンドル操作が難しくなります。一般道などではまってしまった場合は焦って急発進せずアクセルはゆっくり踏み込んでみましょう。
アイスバーン
溶けた雪が凍ってスケートリンクのように表面がツルツルの状態になります。
高速走行で特に注意が必要なのがアイスバーンです。ブレーキをかけても操縦不能になることがあるので注意が必要です。
走行していると振動やハンドルの感覚で滑りやすいと感じたら、いつもより車間をとりスピードを出しすぎには十分注意しましょう。
以上の3つが代表的な路面状態ですが、高速道路で特に危険なポイントについて説明していきます。
2.雪の日の高速道路で予測される危険と対策
雪の日の事故で一番多いのがスリップ事故ですが、
どのような場面で事故が発生しているのか対策も合わせて一緒に確認してみましょう。
- シーズン初めは運転の不慣れやタイヤの準備不足による事故が多発
→休憩をこまめにとり、道路情報を把握する、パーキングのガソリンスタンドに相談してみましょう - 雪が降ると急発進、急ブレーキや急ハンドルなど急な動作が増える
→急な動作は避けましょう - 朝7時前後夕方17時前後は路面の雪の状態が変わりやすく混雑する時間帯
→その時間帯は避けるか車間に気負つけましょう - 雪が降り積もって凹凸ができるとタイヤがとられやすい
→ハンドルをしっかり持ちレールの上を走るようにタイヤを乗せて走行しましょう - トンネルの出口付近、加速した状態から雪道に出る事による急ブレーキ
→トンネル出口付近は追突に注意しましょう - 雪で視界が悪い場合
→昼間でも視界が悪い場合はフォグランプやライトをつけましょう
などですが、一番大切な事は普段より時間にゆとりを持って行動することだと思います。
ゆとりがあれば、路面の状態を観察できるため適切なハンドル操作ができるようになります。
以上が運転をする際の心がけですが、次は自分の身を守るために雪の日に最もたいせつなタイヤについて説明します。
3.タイヤの状態確認
シーズン初めには必ずスタットレスタイヤの状態を確認しましょう。
特に注意が必要な絶対に外せない事は、タイヤにひび割れがあるかどうかです。
これは、必ず確認してみましょう。
ゴムは使ってなくても経年劣化し、バーストする危険があるのです。
ブレーキ操作やハンドリングのがどれだけうまくても、タイヤが機能しなければ意味がありませんよね。
最近はネットでタイヤの事を調べてから販売店、専門店に行く方が多いので、基本的なタイヤの知識についてご紹介します。選ぶ際の参考にしてみて下さい
まずは、タイヤのサイズを把握します。
- フロントドアの内側を見る
- 装着しているタイヤを見る
ことで調べることができます。
タイヤサイズと書いてあるところに ○○○/○○R○○ ○○W などと型番が書いてあります。( ○ は数字です)
それぞれ タイヤ幅/扁平率/インチサイズ の意味があります。
型番がわかればネットでタイヤをさがすことができますが選ぶポイントとして、製造年月日を確認する事をおすすめします。
なぜならば、
- タイヤはゴムなので使わなくても経年劣化する
- 製造が古いと安くなる
という理由から、古くなると値段が下がりますがタイヤの寿命も短くなるのです。
それともう一つ、製造場所についてですが、
- 日本製はゴムの質がいい
- タイヤはその国の雪質に合わせて作ってある
という理由から性能の差を考えると日本製をおすすめします。
以上の3つはタイヤ選びで特におすすめしたいポイントなのですが、
他にもタイヤの性能差やブランドで値段がかわるのでこのあたりは好みで選ばれるといいかなとおもいます。
購入される際は参考にしてみて下さい。
まとめ
あらかじめ予測される危険を知る事は運転手の気持ちに余裕が出るため安定した走行につながります。雪の状態による予測される危険と対策を知り、タイヤの確認をすることでどのような雪の日でも安全にお出かけできるようになるといいですね。